ISO39001 規格の要求事項
ISO39001規格の目的は、交通事故による死傷者撲滅です。
ISO39001(道路交通安全マネジメントシステム)は2012年10月1日に正式発行されました。規格の全体概要は第1章から第10章までで構成されており、ヒューマンエラーやヒヤリハットが原因で起こる事故を減少させていくことが求められています。
ただし、規格の要求事項を満たす以前に、道路交通法を守っていることが大前提です。
例えば左の写真。バスの後ろは交差点、前は横断歩道です。
バス会社には、任意のISO39001よりも厳しい「運輸安全マネジメント」が義務付けられているため、このような行為は問題になります。
左折してきた車が追突する可能性や、バスの影から飛び出してきた歩行者への接触は充分考えられるため、まずは事故の原因を作らないことを考えていくと、ISO39001の要求事項への理解も難しくはないはずです。
ISO39001の規格の全体構成
・序文・第1章 適用範囲
・第2章 引用規格
・第3章 用語と定義
・第4章 組織の状況
・第5章 マネジメントのリーダーシップ
・第6章 計画(Plan)
・第7章 サポート
・第8章 実行(do)
・第9章 見直し(Check)
・第10章 改善(Action)
主な内容 |
事故防止のために必要なことを、経営のトップが宣言し、方針を策定する |
死傷事故につながるリスクとその要因を特定する |
目標を定め、そのために必要なことを明確にし、運用につなげる |
運用した結果の評価、見直しを繰り返し、継続的改善を繰り返す |
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